この記事の内容
何かをする義務はない
命日や誕生日を特別に過ごさない年があっても構いません。日付を忘れたことや、写真を見られないことを、愛情の不足と考える必要はありません。その年に無理なくできることだけを選びます。
10分でできる小さな過ごし方
決まった形式ではなく、その子との日常につながる一つを選びます。
- 好きな写真を一枚だけ見る
- 名前を呼び、覚えていることを一文書く
- よく歩いた道を短く歩く
- 思い出箱から首輪やおもちゃを一つ出す
- 家族で一人一つずつ思い出を話す
- 好きだった食べ物にまつわる思い出を、家族で話す
誕生日と命日で変えてもよい
誕生日は元気だった頃の写真や楽しい出来事、命日は静かに名前を思い出す時間など、日によって形を分けられます。どちらもつらい場合は、季節や家族が集まれる休日へ移して構いません。
家族のペースをそろえる必要はない
写真を見たい人と、まだ見たくない人が同じ家にいる場合があります。共用の場所で始める前に参加するかを聞き、個人で静かに過ごす、何もしないという選択も尊重します。
費用をかけない形から選ぶ
思い出すために新しい品を買う必要はありません。写真、散歩、会話、手紙はほぼ費用をかけずにできます。花を一輪飾る場合も1回0〜1,000円程度、印刷するならL判一枚数十〜数百円が目安です。
その日の流れを決める
予定を大きくせず、始めと終わりを決めると気持ちの負担を抑えられます。
- その年は何かしたいか自分に確認する
- 一人で過ごすか家族へ声を掛けるか決める
- 写真・散歩・会話から一つ選ぶ
- 10〜30分の時間を取る
- つらくなったら途中で止める
- 写真や品物を元の場所へ戻す
- 来年も同じ形にするかは決めずに終える
避けたい決めつけ
過ごし方を他人と比べたり、家族へ同じ反応を求めたりしないことが大切です。
- 毎年必ず同じ儀式を続けなければならない
- 写真を見て泣く・泣かないで愛情が決まる
- 家族全員が同じ日に集まるべき
- 新しい品を作らないと忘れてしまう
- つらくても最後まで予定を行うべき
完成前のチェックリスト
- 今年は何かしたいか自分で選んだ
- 日付をずらす選択がある
- 10〜30分で終えられる
- 家族へ参加を強制していない
- 写真を見ない選択もできる
- 費用をかけることを前提にしていない
- つらくなったら途中で止められる
よくある質問
Q. 命日に何もしないのはよくないですか?
何もしなくて構いません。日付とは別の日に思い出したり、心の中で名前を呼んだりするだけでも十分です。
Q. 家族が写真を見たくないと言います
共用の場では飾らず、自分の部屋や閉じた箱で見ます。家族全員が同じペースである必要はありません。
Q. 毎年同じことを続けるべきですか?
その年の気持ちと暮らしに合わせて、方法を変える、休む、日付をずらすことができます。