この記事の内容
手元にある毛やひげを、乾かして分けて保管する
毛、ひげ、布製品は水分と汚れを避けます。洗浄が必要か分からない場合は無理に水に浸さず、表面のほこりだけを除きます。素材ごとに包み、名前と日付を書きます。
足形を取る方法を選ぶ
紙用インク、インクが足に付きにくい転写式、粘土などがあります。生前に行う場合は、足を触られるのが苦手なら中止します。亡くなった直後に行うか迷う場合も、家族や対応可能な施設に、無理のない方法を相談できます。
加工に出すなら全量を送らない
毛やひげを樹脂作品、アクセサリー、羊毛フェルト風の作品などに加工するサービスがありますが、紛失したり希望と違う仕上がりになったりしても元に戻せません。必要量だけ送り、残りは手元に置き、追跡できる発送方法、未使用分の返却、補償条件を確認します。
具体例
すでに手元にある毛、写真に写っている足裏、布の首輪は、それぞれ傷みにくい保管方法が違います。新たに採取する必要はなく、残したい素材に当てはまる例だけを参考にしてください。
- 毛を薄紙に包んで小箱に保管乾いた毛を無酸性の薄紙で包み、密閉しすぎず、湿気の少ない箱に入れます。粘着テープを毛に直接付けません。
- 写真をもとに足裏の形を残す足裏や歩いている写真があれば、輪郭を描く資料にできます。実寸ではないことを添えて残します。
- 首輪と迷子札を別包み布を乾かし、金属が直接触れないよう分け、当時の写真を一枚添えます。
予算と準備
薄紙や小箱での保管なら、特別な加工は要りません。足形キットやオーダー品を考える場合も、価格より先に素材の必要量、返却、紛失時の扱いを確認します。
- 自宅保管:0〜2,000円
- 足形キット:1,000〜5,000円
- 小型額・台紙:1,000〜6,000円
- オーダー加工:5,000〜50,000円
- 残したい素材と量
- 完全に乾いた状態
- 名前・日付・部位の記録
- 素材別の包み
- 全量を送らず、手元にも残す分け方
- 追跡できる発送
- 返却・補償・未使用分の扱い
無理のない保管手順
残すかどうかを急がず、まず素材が乾いているかだけを確かめます。種類ごとに分けて名前を記し、自宅で保管するところまでで止めても、加工先を後から選んでも構いません。
- 残すかどうかを急いで決めない
- 素材が乾いているか確認する
- 毛・ひげ・布・金属を分ける
- 名前と日付を書いて保管する
- 加工する場合も手元に一部残す
- 作例、必要量、返却、補償を確認する
- 追跡可能な方法で必要分だけ送る
傷みや紛失を防ぐために
湿ったまま密閉したり、手元の素材をすべて送ったりすると、取り返しのつかない傷みや紛失につながることがあります。保管や加工を選ぶときに、こうした扱いを避ける確認点です。
- 毛を濡れたまま密閉する:完全に乾かし、湿気を避けて薄紙や容器に分けます。
- 貴重な素材をすべて加工先へ送る:必要量だけ送り、手元に一部を残します。
- 写真と違う仕上がりでも戻せない:似た毛色・素材の作例、加工方法、修正可否を依頼前に確認します。
完成前のチェックリスト
- 残すことを無理に決めていない
- 素材が完全に乾いている
- 素材ごとに分けた
- 名前と日付を付けた
- 加工用に全量を送らない
- 返却と補償を確認した
- 追跡可能な発送を使う
よくある質問
Q. 毛は洗ってから保存しますか?
素材や状態によります。無理に洗うと絡みや変質が起きるため、すでに清潔で乾いていればそのまま紙で包みます。汚れが強い場合は専門家に方法を確認します。
Q. 足形を取っていない場合は、どう残せばよいですか?
足裏写真や歩いている写真、首輪など、ほかの記録で十分です。足形がないことで思い出が足りないわけではありません。
Q. 加工を依頼するのが不安です。何を確認すればよいですか?
加工せず保管して構いません。頼む場合は少量だけ送り、残りを手元に保管し、返却・補償・発送方法を確認します。