この記事の内容
写真ごとに役割を一つ決める
『幼少期の家族』『学生時代に打ち込んだこと』『今も続く友人』『仕事を始めたころ』『二人の日常』のように役割を付けます。同じ役割の写真が三枚あれば、表情が良く、主役が見つけやすい一枚を残します。
ゲストを公平に全員登場させる必要はありませんが、同じグループだけが長く続くと、映像全体がその集まりの記録に見えます。章ごとに人物関係を変えます。
画質より先に見る三点
先に確認するのは、①主役の顔が分かる、②写真の意味を一文で説明できる、③誰が写っているかが分かり、上映してよいか確認できる、の三点です。多少古くても役割が明確な写真は使えます。ピンぼけがひどい写真や、主役が豆粒ほど小さい写真は代替を探します。
集合写真は主役に軽いズームをかけられますが、切り取りで他の人の顔が不自然に半分残らないかも確認します。
避けるか確認したい写り込み
元交際相手、疎遠や不仲になった人、退職理由を伏せている場合の元職場の写真、制服や名札から個人情報が読める写真、他人の子どもが大きく写る写真は、本人や関係者へ確認します。SNSに公開済みでも結婚式上映への同意とは別です。
背景の住所、車のナンバー、学校名、病院名も拡大表示で読めることがあります。会場上映だけでなく、後日オンライン共有する可能性まで考えます。
紙写真をきれいに取り込む
アルバムから外せるなら、家庭用スキャナーで300〜600dpiを目安に取り込みます。外せない場合は、昼間の窓際で反射を避け、写真とスマートフォンを平行にして撮ります。自動補正で顔色が変わりすぎないよう、元写真と見比べます。
制作者に渡すファイルは、撮影順ではなく『01_新郎幼少_家族』『02_新郎小学校_友人』のように上映順と役割を名前に入れます。
写真を選ぶ手順
写真を役割別に分け、写り込みと画質を確認して連番を付けます。
- 家族・学校・趣味・仕事・二人の5分類に分ける。
- 各写真に役割と年代を付ける。
- 同じ役割から一〜二枚を残す。
- 顔の見やすさと背景の個人情報を確認する。
- 写り込む人の公開可否を確認する。
- 上映順の番号を付けて複製フォルダにまとめる。
よくある失敗と直し方
写真選びで網羅を目指すと、同じ構図と小さな集合写真が増えます。代表写真に絞ります。
- 新郎新婦がきれいに写った自撮りだけを選ぶ。人との関係や歩みが伝わらず、同じ構図が続く。代わりに、画質より役割を優先し、家族・友人・活動の写真を混ぜる。
- ゲスト全員を入れようと、集合写真を連続させる。主役が見つけにくく、コメントも同じになる。全員登場を目標にせず、関係を代表する一枚を選ぶ。
- SNSからスクリーンショットした小さな画像を使う。大画面で粗くなり、通知やアプリのボタンが写り込むこともある。そのため、元データを探し、なければ小さく配置する前提で制作者へ相談する。
完成前のチェックリスト
- 各写真に異なる役割がある
- 特定の年代や友人グループへ偏りすぎない
- 会場後方から主役の顔が分かる
- 元交際相手や不仲な人の写り込みを確認した
- 住所、名札、ナンバーなどが読めない
- 元データを別に保管した上で作業している
よくある質問
Q. 欠席する友人の写真を入れてもよいですか?
問題ありません。出席者だけの紹介映像ではありません。ただし、出席グループと比べて特定の人だけが何度も出ないよう全体を見ます。
Q. 亡くなった家族の写真を入れたいです。
大切な歩みとして入れられます。家族へ事前に確認し、驚かせる演出や死因に触れるコメントは避け、自然な家族写真として扱う方法があります。
Q. 縦写真は使えませんか?
使えます。左右に余白を設ける、二枚を並べる、背景へ同じ写真をぼかして置くなどの方法があります。顔を切って横長にしすぎないことが大切です。